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ここが見所!ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー!
うぇいど
2014年09月23日 13:41
コラム アメコミ GoG



 こんにちは。
 映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」観てきました。この作品は、アメコミ(アメリカン・コミックス)を映画化したものですが、斬新かつ王道で、とても面白くておすすめです。TVCM等の宣伝もたくさんしているので、ここでは多くを語らず、僕の感想を中心に、簡単に書いていきます。


■概要
 映画「アベンジャーズ」において、地球上で戦いが繰り広げられている時、遠い宇宙の果てでは別な物語が展開されていました。偶然出会った宇宙人の5人は、最初は喧嘩するものの、宇宙征服を企む魔王を倒すために冒険に出かけます。

 しかし、「宇宙よ、これがヒーローか。」(アベンジャーズの「日本よ、これが映画だ。」のセルフパロディ)のキャッチコピー通り、彼ら宇宙人はおよそヒーローとは呼べないような風変り者揃いです。
 今回は、主な登場人物を紹介します。


■スター・ロード

 本名はピーター・クイル。少年時代に母が病死したその日、母の形見のカセットレコーダーを持って庭で走っていたところ、UFOに誘拐され(!)、それ以降、宇宙人に育てられました。スター・ロード(宇宙の覇者)というハンドルネームを名乗り、宇宙を旅しています。

 っていうか、要はコソ泥のチンピラです。そのくせ自称「宇宙の覇者」です。そもそも、「宇宙人に地球人が育てられるのかよ?」「宇宙人は地球の英語で話しているのかよ?」「カセットレコーダーの電池を宇宙でどうやって手に入れているんだよ?もう擦り切れるだろ!」と突っ込んだらキリがないぐらいおかしいです。
 「宇宙一運の悪いトレジャー・ハンター」というキャッチコピーがついてますが、別に不幸属性というわけではないし、「トレジャー・ハンター」でもないと思います。

 しかし、宇宙滅亡の危機を前に、チームをまとめて立ち向か姿はやっぱりカッコよかったですね。
 そして、ラストでは彼の正体が○○だったことが判明します。


■ガモーラ

 宇宙の魔王「サノス」の養女であり、肉体強化手術を受けた暗殺者。かつて何千もの人々を虐殺しており、銀河中から恨まれ、命を狙われる存在です。

 ルパン三世の不二子ちゃん的な紅一点キャラです。しかしそれだけにとどまらず、過去の罪を償うために悩んでいたり、スター・ロードとラブロマンスを見せてくれたり、アクションも見逃せないキャラクターです。


■ドラックス・ザ・デストロイヤー(破壊者ドラックス)

 前述のガモーラと手下に妻子を殺され、復讐のために生きる宇宙人です。

 っていうか、「破壊者」というものの、ナイフを持ったおっさんです。しかもロクなことをしません。この人が○○をしたため、みんながピンチになったようなものです。
 しかし、苦難を乗り越え、宇宙の魔王を倒すために立ち向かう姿は頼もしいものがあります。


■ロケット・ラクーン(アライグマの「ロケット」)

 かわいい小動物であるアライグマが暴言を吐き、銃を撃つという、要は「出落ち」なキャラです。

 しかし、それだけではありません。宇宙刑務所から脱獄したかと思えば、酒に酔って「俺は、○○を××したために、こんな姿になってしまったんだ…」と悩む様子を見せたり、仲間が捕まった際には○○をしたり、漢気の溢れたアライグマです。


■グルート

 まるで木のような宇宙人です。出落ちです。しかも知能が低く、「私はグルート」しか話せません。

 しかし、これはラストへの伏線だったのです。みんなのピンチに「○○は××」と叫び、最後の力を振り絞って△△をしたシーンが僕は一番好きです。
 (まぁ、最後に●●するんですけどね)


■コスモ・ザ・スペースドッグ

 ライカ犬(50年代、ソ連のロケット打ち上げ実験の際、実験動物としてスプートニク2号に乗せられた犬。大気圏突入の際、ロケットと共に燃え尽きて死亡した。)をイメージして作られたキャラクターです。

 ソ連の打ち上げ実験に搭乗させられた彼は、そのまま宇宙を旅することとなり、惑星ノーウェアに辿り付き、超能力が使える犬として、ノーウェアの警備員となりました。
 後に、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのメンバーに加わります。


■ハワード・ザ・ダック(アヒルのハワード)

 地球と似て非なる世界「ダック・ワールド」に住む、人間のように振舞うアヒル「ハワード・ザ・ダック」は、ある日、次元の裂け目を通り、地球の人間界にワープしてきます。
 ディズニーのドナルド・ダックと似てますが、関係はありません。ハワードは酒を飲んだり、暴言を吐いたり、おっさんそのもの性格をしています。

 86年にジョージ・ルーカス(スターウォーズ、インディ・ジョーンズの監督)が映画化するものの、「サルも木から落ちる」というべき大失敗作となってしまったそうです。


 まだまだ語りたいことがたくさんありますが、要はそれぐらい中身の詰まった映画だということです。キャラが多く、話の展開も早いため、理解しにくい部分もあるかもしれませんが、大ヒットも納得の映画です。

 ぜひぜひ観てください。

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