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原作のベイマックスかっこよすぎワロタ
うぇいど
2015年01月10日 19:58
アメコミ 紹介 ベイマックス
 こんにちは。私はベイマックス。
 ではなく、うぇいどです。

 今、大ヒット中の映画「ベイマックス」はもうご覧になられましたか?実はあの映画は、スパイダーマンやアイアンマンと同様、MARVEL社が出版しているアメコミ(アメリカンコミックス)を原作としているのです。本日は、映画「ベイマックス(原題:Big Hero 6)」の原作コミック「ビッグヒーロー6」をご紹介いたします。


■1.原作コミック「ビッグヒーロー6」の概要
 2008年に発表された原作コミックは以下のような序文で始まります。

 「日本は、第二次大戦時に、広島と長崎に歴史上唯一の核攻撃を受け、深い傷跡を残した。その後、他国同様に国家防衛の必要に迫られた日本は、核兵器以外の方法を選択したのだった。」

 ある日、天才日本人少年「ヒロ・タカチホ(Hiro Takachiho)」はNY沿岸に落下した隕石のニュースを聞き、UFOではないかと推測します。

 その頃、テスカ高等科学研究所(Tesuka Advanced Science Institute)付近に謎のスーパー・ヴィラン(超人犯罪者)3人組が現れたというニュースを受け、ベイマックス(ヒロが開発した、死んだ父の記憶をコピーしたロボット。通常は大男に偽装している。)はアクションモードに変形、

 ワサビ・ノー・ジンジャー(Wasabi-No-Ginger、料理人で、得意料理は寿司)は気(Qi Energy)で作り出した緑のナイフで、ゴーゴータマゴ(Go-Go Tomago)はパワードスーツでそれぞれ立ち向かい、ハニーレモン(Honey Lemon)はパワーパース(ワームホールとピム粒子を応用して作られた、思う物を取り出せるポーチ)から取り出したツールで負傷者の治療にあたります。

 スーパー・ヴィランを倒したものの、彼らは操られていた一般人に過ぎなかったため、ヒロは独自に黒幕を調査することにしました。
 その時、日本の諜報員フリ・ワム(Ms.Furi Wamu)がヒロにコンタクトをとってきました。彼女は、「ある非常に価値のあるもの」が盗まれたと告げ、NYにあるその最後の一つの管理者である科学者、Dr.イオサマ・コジロー(Dr.Iosama Kojiro)と彼の娘メリーズ(Marys)の護衛をビッグヒーロー6に依頼してきました。

 NYに向かったビッグヒーロー6のメンバーは、そこで新メンバーのフレッド(アイヌの子孫で、米国空軍基地の極秘施設で育てられた)および護衛対象のメリーズと顔を合わせます。

 そんな中、ヒロとメリーズはちゃっかりラブコメします。

 しかし、黒幕は5つ揃ったクリスタルの最後の一つを狙い、ビッグヒーロー6に迫ります。

 フットボールの試合の最中、ハニーレモンは敵に捕まり、洗脳を受けてしまいます。

 数時間後、謎の敵の襲撃の知らせを聞きつけたビッグヒーロー6はプラム島に向かい、調査をします。そこでヒロ(リード・リチャーズのデザインしたパワードスーツを着用)が見たものはなんと、洗脳されて敵となったハニーレモンと、同様に洗脳されたMs.ワム、Dr.イオサマでした。

 フレッドはフレジラ(超能力で作り出したゴジラのような怪物)で、ゴーゴータマゴは必殺技「ゴーゴータマゴ!」で応戦するものの、操られているに過ぎないハニーレモンらに全力を使うことはできず、苦戦します。

 そんな中、彼女らを操っていた黒幕がバッドギャル(Badgal)であったことを突き止め、ヒロは彼女を取り押さえるものの、今度はメリーズを操り、逆にヒロが取り押さえられます。操られたMs.フリがとどめを刺そうとした直前、フリはバッドギャルを殴り倒しました。実は義眼に搭載した「パワー吸収装置」によって洗脳を解くことができたのです。

 バッドギャルに奪われたクリスタルを取り戻した彼らは施設の奥で何かを発見します。そこにいたのは、なんと宇宙人でした。

 …翌日、フリはFBIによる事情聴取を受け、事の顛末を話します。

 一方、パワードスーツが大破してしまい落ち込むゴーゴータマゴに、ハニーレモンはパワーパースから取り出したボールを変形させ、新しいパワードスーツをプレゼントするのでした。

 また、再び襲撃してきたバッドギャルはハニーレモンのパンチで倒されました。

 一方、宇宙人たちは課外学習で地球に来ていたのであり、ハニーレモンが山ほどある宿題を手伝ってあげると同時に、ヒロがUFOを修理してあげることで地球を発つことができたのです。

 今回は一件落着したものの、俺たちの戦いはこれからだ!と言って終了します。



■2.映画版「ベイマックス」
 2008年に発表された上記のコミックは、あまり人気が出ず、関係者からも忘れられていました。しかし、MARVEL社がディズニーに買収されたのに伴い、映画の原作となるコミックを探していたスタッフになぜか選ばれ、設定やキャラデザ等を大幅に変更して作られたのが、映画「ベイマックス」です。

 そして日本ではなぜか「あなたの心とカラダを守ります。」というキャッチコピーで宣伝が行われました。


■3.感想
 原作コミックの感想が主に3つあります。
 ・あのクリスタルは何だったんだよ?
 ・バッドギャルとは誰だったんだよ?
 ・あの宇宙人は何だったんだよ?
 そもそも、全体が「米国人が想像で作ったヘンテコ日本」を舞台として、なおかつ90年代の勇者シリーズみたいなデザインなので違和感がハンパないです。
 なんだよ、キャラの名前が「ゴーゴータマゴ」って?!しかも原文は「TOMOGO」だぞ、「トモゴ」じゃねーか。そして「ワサビ・ノー・ジンジャー」ってなんだよ、「ワサビ・ショウガではない」という意味らしいけど、もう意味不明だろ!
 だいたい、原作ベイマックスなんて本来は緑のトカゲ型ロボットだったのを改良してロボット風アーマーを装着、さらに普段は大男に偽装してるんだぞ。どんな企画会議をしたら、「こんにちは。私はベイマックス。」とか言っちゃうマシュマロロボットにデザイン変更されたんだよ!
 原作がこんなのなだけに、よく映画化という大抜擢をされ、設定を変更され、あの映画に仕上がったものだと思います。
 っていうか映画版は原作の面影すらなくなってます。

 とは言え、映画は笑いあり、涙ありの素晴らしい作品となってますので、ぜひ観てほしいです。


 さて、アメコミコスプレを盛り上げるために、細々とアメコミ豆知識を書いていますが、「これを初めて知った!」「アメコミに興味を持った!」という声を励みにやっています。また、今後は「こんなことが知りたい」という声にも柔軟に答えていきたいと思います。
 よろしくお願いします。

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