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話題沸騰中!「犬溶接マン」とは?!
うぇいど
2015年01月26日 22:56
アメコミ
紹介
犬溶接マン
都内では雪(というよりみぞれ)が降るような季節となりましたね。
風邪などひいていませんか、うぇいどです。
本日は、今、静かなブームを起こしている「犬溶接マン」とその仲間たち、およびに彼らが登場するアメコミ作品「ヒットマン」についてご紹介いたします。
■1.「ヒットマン」とは
犯罪と暴力の街、ゴッサム・シティでは、強盗やギャングのみならず、スーパー・ヴィラン(超人犯罪者)が市民の安全を脅かしていた。そんな中、バットマンという男が立ち上がり、独自に武装して市民を守っていた。
一方、かつて吸血エイリアンに襲われたことが肉体になんらかの作用を起こし、透視能力とテレパシーを身につけたヒットマン(殺し屋)の「トミー・モナハン」は超人専門のヒットマンとなり、様々な敵と戦うことになる。
現在、翻訳版は1~2巻が発売中。
・ヒットマン:1巻(3,000円)
・ヒットマン:2巻(3,000円)
■2.「セクション8」とは
上記の「ヒットマン」の劇中に登場するヒーローチームです。ゴッサム・シティに危機が迫る時、リーダー格である「シックスパック」の招集でセクション8は結成されます。しかし、「犬溶接マン」をはじめ、常識ではとてもヒーローとは思えないキャラクターで構成されているのが特徴です。
・シックスパック
和名:酔って酒瓶で頭を殴るマン
概要:チームのリーダー格。普段はバーで飲んだくれているだけの変人だが、街に危機が迫ると、仲間に呼びかけてセクション8を集結させる。割れた酒瓶で殴るどころか、ギャングの腹部や喉を切り裂くなど、案外強い。
・フレンドリー・ファイア
和名:誤射マン
概要:普段はレストランで働いているが、シックスパックの呼びかけに応じてヒーローになる。両手からビームを出すことができるが、なぜか必ず味方に当たってしまうという役立たずである。
・シェイクス
和名:震えるマン
概要:常に震えてる。震えることで敵の囮になったりできるが、おそらくチームの中で一番役に立っていない。
・デフェネストレイター
和名:窓から投げ捨てるマン
概要:ターミネーターのような見た目をした男。かつて、いきなり発狂して、両手で四人の警官を抱えた状態で、一人の警官を窓から14回投げ落としたため、アーカム精神病院に入院させられていた。おそらくなんらかの精神疾患があると思われる。窓枠を持ち歩き、それに敵をぶつけて攻撃する。
・ジャン・ドゥ・バトン
和名:フランス人マン
概要:フランス人パワーで戦う。棒術を使ったり、首にかけたタマネギネックレスを投げて攻撃する(前者はともかく、後者が敵にどうダメージを与えているかは不明)。
・ドッグ・ウェルダー
和名:犬溶接マン
概要:罠をしかけて捕まえた野良犬を敵に溶接して戦う。なぜそんな回りくどいことをするのかは不明。おそらくなんらかの精神疾患があると思われる。
・ブエノ・エクセレンテ
和名:変態性欲マン
概要:変態の力で悪と戦う。ギャングだけでなく、宇宙怪人とですら変態の力で戦う。
・フレムジェム
和名:痰吐くマン
概要:痰を吐いて攻撃する。粘液のようなものらしく、結構ダメージを与えられる。
■3.感想
上記のようなセクション8のメンバーを見ていくと、どんなおふざけコミックなんだと思うでしょう。
ところがどっこい、本編は、90年代後半を舞台に、ゴミと汚れにあふれた街の中で、血しぶきが飛び交い、弾丸が舞う、ギャングたちの抗争がメインとなっています。更には地獄の悪魔やゾンビまでもが現れるハードボイルドな作品です。
ただ、スーパーマンとドゥームズ・ディとの対決、ベインによるバットマンの敗北、「ファイナル・ナイト」事件におけるパララックスと化したグリーン・ランタンの死亡など、90年代後半のDCコミックの展開を知っていることが前提となっていたり、末尾の解説が初心者には分かりにくく、上級者には物足りない微妙な内容となっているなど、総じて「アメコミ中級者向け」の作品と言えます。
しかし、そうしたことを踏まえて読めば、悪人には容赦しないが、仲間には優しいトミーと、ギャングたちとの仁義なき戦い、見た目はおかしいが正義の心にあふれるセクション8のメンバーなど、見所はたくさんある作品ですので、気になったら読んでみてほしいと思います。
日本の深夜アニメとはまた違う側面・魅力があるアメコミの世界に触れるきっかけを作っていければと思います。
よろしくお願いします。
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