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最小にして最大のアクション!「アントマン」
うぇいど
2015年09月26日 20:55
アメコミ 映画 アントマン
 まだ残暑は続きますが、体調には気をつけて頑張りましょう。
 管理人(うぇいど)です。

 さて、先日公開されたMARVELの新作ヒーロー映画「アントマン」を観てきましたので、感想を書いてみたいと思います。



■概要
 スコット・ラングは、刑期を終えてようやく出所することができたものの、再就職もできず、離婚した妻と娘からも拒絶され、生活資金にも困る生活を送っていた。
 ある日、困窮した彼は、仲間から得た情報を元に、富豪だと噂の老人宅に忍び込み、金庫を開ける。しかし、そこにあったのは現金でも宝石でもなく、謎のスーツとヘルメットだった。翌日、なんとなくスーツを着用し、スイッチを押したところ、なんと身体が縮小してしまった。
 その後、スーツの持ち主だったハンク・ピム博士はこう告げた。
「テストは合格だ。君にはそのスーツを利用して、アントマンになってもらいたい。」…


■感想
「映画史上、最小にして最大のアクションが誕生!」のキャッチコピーで日本公開された本作ですが、その感想は…

「規模的には小さい話なんですよね。でも、アリだと思います(アリだけに)。」
です。

 映画「アントマン」の制作にあたり、テスト映像の制作が発表されたのは2012年ぐらいだったと思います。アントマンスーツの試作品の画像と、アントマンが敵の目前で瞬時に縮小し、敵を倒し、再び元の大きさに戻る、という、映画化にあたってのテスト映像が作られ、発表されたわけでしたが、あの時感じた印象は、「小さくなる能力を持つヒーローによるアクションシーン」を作らなければいけないという意識から無理をしている感があり、「これはないな」と思いました。つまり、「アントマンが小さくなる能力を利用して敵を倒すシーンが必要」という思いが先にあり、「小さくなる必要性」が薄くなっていて、「別に小さくならなくても、普通に殴って倒せば良いだろ」というそんな感じを受けました。

 あれから早3年、ついに映画としてアントマンが公開されました。近年のMARVEL映画が、一つの惑星、そして銀河を救う規模の「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」、人類滅亡を防ぐ「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」と大規模な映画になっている一方で、アントマンの能力は「小さくなること」「アリを味方につけること」であり、舞台となるのはたかだか部屋の片隅なので、どうしても「規模の小ささ」というのが気になってしまうんですね。
 また、「物を小さくする発明をした」のは分かりましたが、だから「兵士を小さくする」という発想になるのはちょっと理解しかねます。悪役(彼は巨悪への協力者に過ぎなかったのですが)が作り出した兵器に、わざわざ小さくなれる機能がついている理由がちょっと分かりません。人と同じサイズでも別に良いだろ、と思います。
 つまり、全体を通して感じるのが、「そもそも小さくならなくても別に良いだろ」ということです。
 それに加えて、平凡な人(逮捕歴有り、離婚歴有り、無職が平凡な人とは言えませんが)が、ある日突然ヒーローになった、ことがテーマであるため、訓練シーンに半分以上の尺を割かれているのが気になります。「ヒーローがどう戦い、世界をどう変えるか」がヒーロー映画のテーマであるべきなのに、「ヒーローになるまで」に時間を使い過ぎな気がします。

 しかし、そういったことはさておき、縮小したアントマンの目線で展開される、日常の風景でありながら、ミクロな人間目線での非日常的な映像世界は、迫力の連続です。ある時は人混みの足元で、またある時はアリの巣の中で、そして敵の施設の中で拡大と縮小を繰り返しながらアリと協力して戦う様子は、非常に斬新で、飽きさせない展開が繰り広げられます。これによって、これまではNYの空中や宇宙の果てといった遠い世界で戦っていた「スーパーヒーロー」という存在が、まるで身近にいるような存在に思えてきます。
 そして、ディズニー映画であり、MARVEL映画でもあるこの映画は、子どもから大人まで楽しめるよう絶妙なバランスでシナリオが組まれており、シリアスなシーンのはずなのにすかさず入るギャグシーンがあるかと思いきや、仲間が死亡する悲しいシーンも挟み、まさに「笑いアリ、涙アリ、仲間はアリ」とまさに「アリづくし」な映画でした。

 アントマンはある程度、単体映画として完結しているため、アベンジャーズ以前からの流れを知っている人も、この映画から初めてMARVEL映画を観る人も、いずれも楽しめる映画に仕上がっていると思います。

「TVのCMや街中の広告でアメコミ映画を知った」「知人に連れられて映画を観た」そんな人が多少ずつ増えている昨今ですが、これからもアメコミ作品を推していきます。
 よろしくお願いします。

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