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劇場版とある飛空士への追憶を見てきました。（ネタバレ有り）

前ピー
2011年10月01日 20:56

とある飛空士への追憶

劇場版とある飛空士への追憶を見てきました。（ネタバレ有り）

今日は午前中に美容院に行ってヘッドスパをしてもらってから、帰って昼食とちょっとだけ昼寝をしてから１４時半の分に行きました。

とある飛空士への追憶は著者によるとローマの休日と天空の城ラピュタの切なさと爽やかさを意識しながら執筆したと言っていただけに、かなり切ない話になっていました。

最下層の身分の天才飛空士のシャルルと皇王の嫁になるファナとの身分差の恋の物語ですね。

ファナを婚約者のカルロ皇子の元に送り届けるために、飛空艇で単独多勢の敵中の突破する空戦がメインになっていました。

恋愛要素はあまり進展せずに、結局キスすらせずに終わってしまったのは残念ですね。

ファナは最初はツンデレ系で攻めてくるのかと思っていましたが、最初からドジ娘ではありますが素直な良い娘でした。

最初は髪が長い深窓の令嬢のような感じでしたが、シャルルが敵の攻撃で負傷してからの無人島生活では元来あった活発さが復活して、髪も切って元気で可愛らしい少女に変化していました。

ファナは素朴なシャルルに惹かれていきますが中々進展しないのがもどかしかったです。

結局はシャルルは任務を優先させてしまいましたが、ここで誰にも知られずに二人で逃げてもなんとかなっただけに残念でしたね。

ただ、もしそんな事になったら国は最悪な結末になっていたでしょうね。

それにしても、ファナの婚約者であるカルロ皇子は本当にバカ皇子ですね。

今回の極秘任務が敵にバレてしまったのも、不用意にファナに軍用の電報で送ったからですし、その後の出来事でも色々やってしまい国を傾けてしまったようですからね。

結局は結婚したファナの政治的手腕によって、カルロを失脚させて敵国との和平を含めて身分制度の廃止や経済の活性化など様々な改革を行い、国を救った英雄のような感じになったようですけどね。

もしあの時にシャルルと駆け落ちしていたら、完全に国は滅びていたでしょうけどね。

最初の戦いは絶望的な状況で負傷をしたために引き分けに終わりましたが、最後の戦いは膨大な敵を突破し、そしてライバルである敵のエースパイロットとの一騎打ちでの戦いに挑みます。

単独では負けていましたが、最後にファナの手腕によって敵にダメージを負わせて勝ちを手にすることが出来ました。

それにしても、軍の中には身分による傲慢な人と逆に身分を気にしない人がいるんですね。

最期のシーンではそれが如実に判って面白かったです。

最期に別れのシーンの後のテロップによって、二人のその後は判らないとされていますが、小説では敵のエースパイロットが主人公のとある飛空士への夜想曲や別の人達の物語でロミオとジュリエットをイメージしたとある飛空士への恋歌で二人のその後が描かれているそうなので、すぐにでも読んでみたいですね。

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