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【レビュー】オッサンと冒険
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【レビュー】オッサンと冒険するトゥームレイダー
カタマリ王妃@SOTTR
2019年11月20日 01:25
ゲーム アンチャーテッド
久しぶりに違うゲームをクリアしたのでレビュー日記を。
今回のゲームは「アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝」です。



シャドウオブザトゥームレイダーとよく比べられるゲーム。
そしてシャドウより評価が高いゲームということで今年4月ごろに購入しました。

正直、主人公の見た目の面では圧倒的にララちゃんの勝ちだったので買う前からキャラデザ目当てではありませんでした。
シャドウは戦闘少ないし、きっとレビューの高いこのゲームは戦闘が楽しいだろう!と期待して買ったのです。


●戦闘のボリューム満点…なのだが
たしかにシャドウと比べると圧倒的に戦闘の量が多く、敵も多く、種類も多く、隠れる所が壊れていったりとボリュームは満点である。
…しかし、こちらが取れるアクションが少ない。とくにステルス関連が全然楽しくない!
茂みに隠れることはできるのだが見つからないようにこっそり攻撃できるのは近寄ってきた敵だけ。遠くの敵にはダイナマイトやグレネードを投げると倒せるのだが、音が出るので見つかってはいないものの警戒態勢に入ってしまう。そして、茂みに敵をおびき寄せる方法もなし。崖の端に掴まって谷底に突き落としたりもできるが、敵を手玉に取ってこちらの思惑通りに動かすというあのシャドウの楽しみが全くなかったのである。

シャドウの戦闘の楽しみが主にステルスキルだったこともあり、この仕様にはかなりがっかり。
それでいて、最高難易度のプロを選択するとステルスしないと即死クラスの猛攻が待っている。
これなら最初から乱戦のみのゲームにしておいたほうがバランス良かったのでは?と思ってしまった。

じゃあ乱戦はどのぐらい楽しいかというと、落ちている銃の詳細がわからない不親切設計。
シャドウと違って武器を強化する機能が無く、倒した敵が落としていった銃や弾を拾って使うのだが、落ちている武器の名称しか表示されないのでそれがどんな武器なのか使ってみるまで分からない。
一応グラフィックは出てくるものの、小さいので銃に詳しくなければそれがスコープ付きライフルなのかショットガンなのかすら分からない。
残弾数に至っては入手するまで完全不明。プロは弾切れがやばく、威力よりも残弾数を重視してヘッドショットを決めていかないとやばい難易度、しかも取得した場所によっては前に使っていた武器を崖下に落としてしまうので、「新しい武器を取ってみたけど残弾数が少ないのでやっぱりいらない」ができない場所があるのだ。



●世界は広いが自由度は薄い
シャドウと決定的に違うのが、一度クリアした場所には戻ってこれないということ。
エリアそのものは広く、マップの端はどこなんだ??と思わせる作りなのだが、取り逃した宝は2周目しないと取れない。もう一度見たい景色も2周目しないと見れないし、使ったギミックのその後も見れない。
これを、自由度の高い広い世界と受け取るか、自由度の低い狭い世界と取るかはプレイヤー次第。



●肝心のお宝は?
主人公はトレジャーハンター、古代のメモを集めたり、気になるロケーションを手帳に記したり、落ちている宝は全部で100種類以上とやりこみ要素やコレクション要素はかなり多数あるものの、肝心の「宝」そのものの印象が薄い。
シャドウは全ての宝に説明がついていてしかも音読してくれるのに対し、このゲームはグラフィックが唐突に登場するだけでどのようなものなのか解説してくれない。
手に入れた宝をじっくり眺めてさらなる秘密を見つけるといったTR2013の頃からあった要素も無く、もはや手に入れたのが「宝」である必要性がない。
「チェックポイントを回りました」でも成り立ってしまうほど宝に印象がないのだ。
古代のメモ(シャドウでいうところの文献)の方が歴史のストーリーを楽しめる印象。
これにより、宝を探すのが「作業ゲー」になってしまっている感じ。



●グラフィックは申し分なし
シャドウより2年も前のゲームなのに、シャドウよりすごいのでは?と思わせるグラフィック。
車で移動する場面が多々あり、世界が広い。
濡れた服の質感などもシャドウより優っている気がする。
アプデするとフォトモードが開放されるため、写真撮影を楽しみたいプレイヤーにはこの上ない世界が広がっている。
(※アプデ容量が重すぎて初期版しかしていないので詳しいフォトモードに関するレビューは無し)




●登場キャラクターがことごとくオッサン
主人公ネイト。ゲーム開始時は少年時代からはじまる。
少年時代はすぐ終わり、(後にもう一度出てくるが)青年時代がちょこっと。
そして本編開始時は30代と思われるオッサンである。


相方は主人公のお兄ちゃん。サム。10は離れてるんじゃね?っていうぐらいオッサン。タバコ大好き。生え際若干後退気味。


友人はさらに年上じゃね?と思われるオッサン。サリー。千葉繁。


他にも、ラスボス(小悪党系)刑務所所長(薄毛)、脱獄犯(西村知道)などいろんなタイプのオッサンが勢ぞろい。
この中で「おじさま」に昇格できるのはサリーじゃないか?という印象。

ようやく登場した女性キャラはというとネイトの奥さん。おっぱいも大きく顔も美人で申し分ないが人妻である。
しかもエピローグでは子持ちに昇格。
作中は二人で車に乗ったり洞窟でイチャイチャしたりとかなりのリア充っぷりを見せつけられ…。



どう考えてもララちゃんの方が良いに決まってんだろ……
終始泥まみれのオッサンを眺めているゲーム、それがアンチャーテッド……


●ストーリーは壮大…なのだが
パナマの刑務所からはじまり、マダガスカルの海まで世界各地を大冒険。
大事な仲間の危機に主人公がどう立ち向かうか!という葛藤なども書かれているものの、あちこちで皮肉めいた軽口を叩きすぎて時折不快な領域に入る。

大ピンチに陥ると、きまって「最高」などと口にするのだが、同じところで2時間死にまくっているプレイヤーが耳にするセリフなのだ。
リスタートポイントからいきなりの「最高」、敵に発見されて「最高」と、プレイヤーが苦戦している局面でことごとくコレを聞かされる。
そんなに最高ならお前もうちょっと撃たれ強くなれよ!!!!とどれだけイラついたことか。

難易度プロの難しさと相まって完全なストレスゲーと化してしまった。
事前のレビューを読んでいただけに、「いつ面白くなるんや!!!!」と思っているうちに終わってしまった。それ以降はトロフィーを取るための作業ゲーに…。



●総合
【おすすめする層】
・おっさんが好きな人
・グラフィックを楽しみたい人
・難しい銃撃戦がやりたい人

【やめといた方がいい層】
・ステルスがしたい人
・リア充無理な人


10点満点中2点

「シャドウより面白い」という世間のレビューを見ていなかったり、シャドウ自体をやっていなかったら9点になっていた予感。
事前の情報により過度な期待を持つとこういうことになるんだな、と。
「期待していた楽しみが得られなかった」は「つまらない」に直結する。
そういう意味ではシャドウはレビューが低かったことによりあんなにも神ゲーになってしまった可能性も…否めない…。

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