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私は、撮影監督の娘。ベクター兼レディハンクになった」
Namako
2025年05月10日 02:53
元虫プロ 撮影監督の娘 著名人
私は、誰にも言わなかった。

自分の父親が、虫プロの撮影監督だったことを。
「親の七光りだ」と言われたくなかったから。



父は、手塚治虫さんに引き抜かれた。

代表作は

『鉄腕アトム』
『リボンの騎士』
『ジャングル大帝』
『不思議のメルモ』
『どろろ初代』
『ブルーソネット』

さらには教育アニメやオリジナルビデオまで、
黙々と作品を生み出していた。

撮影監督のくせに、私には一切その技術を教えようとしなかった。
ただ、ある日こう言った。



「お前のレディ・ハンクとベクターの写真、
すごくいい。構図の切り取り方が素晴らしい」

それだけでよかった。

私が何者かなんて、わざわざ言う必要なんてなかった。

だけど──事件が起きた。

理解者のフリをしたアンチに個人情報を不正入手され、私の過去や父の名前まで調べ上げられた。

「正体不明で気味が悪い」
「誰だか分からない女が偉そうに」

裁判が始まり、隠し通すことはできなくなった。

私は語ることを決めた。

虫プロと手塚プロが分裂したとき、
父は虫プロに残った。
反原発、反体制の表現者たちに囲まれて、
真っ直ぐに仕事と向き合った。
彼の仲間には、ガンダムの安彦良和さん、
大河原邦男さん、出崎統さん、
グループ・タックの面々……。

74歳になった今、父はもう現場にはいない。
でも、私は生きている。
父の仕事も、作品も、記憶も、私の中で息をしている。

だから私は今日もコスプレをする。

Lady HUNKとして。Vectorとして。
ガスマスクの奥に、父のDNAと私の物語が宿っている。

そして私は、もう隠さない。

**元・虫プロ撮影監督の娘です。

何か問題ありますか?**

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