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100均素材で作る『銀魂:
100均の刀+αで作る刀剣
100均の刀+αで作る刀剣
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100均の刀+αで作る刀剣
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Re:100均の刀+αで作る刀
 (5/13 14:20)
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遊羽 (1/26 12:25)
Re:100均の刀+αで作る刀
マクシ (11/23 13:51)
Re:100均の刀+αで作る刀
遊羽 (10/17 20:57)
Re:薄桜鬼:雪村千鶴の刀(小
マクシ (9/2 21:09)
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100均素材で作る『銀魂:沖田総悟のバズーカ』製作レポ!
マクシ
2016年12月11日 01:31
銀魂 バズーカ 沖田総悟
今回の製作レポは久しぶりに刀剣ではなく、【銀魂】の『沖田総悟のバズーカ』です!

100均素材にこだわり、固定用ネジと塗料以外はオール100均素材使用で製作費約2千円です!
では早速製作レポ開始!

メイン素材の紹介です。全て100均ショップで購入しました!

砲身部分となるPPシート2枚、太さ調整用の防水用すきまテープ



PPシートを固定するケーキ丸型(大1個、小2個)とボウル敷台2本



グリップ用のおもちゃの銃と砲身台座用のカトラリーケースです。



まずPPシートとケーキ丸型を黒色スプレーで塗装します。ケーキ丸形は金属製ですのでそのまま塗装しても大丈夫ですが、PPシートはポリプロピレン製のため、基本的に塗装が乗りにくいです。
このため今回は筒状に丸める前に裏側を普通のラッカースプレーで塗装しました。砲身の内側になるため摩擦で剥がれることもありません。また裏側ですので塗装表面の仕上がりも気にしなくて大丈夫です!



PPシートを筒状に丸めます。太い筒と細い筒の2本を製作し、望遠鏡のように伸縮できるようにします。
PPシートを大きさの違うケーキ丸形(大と小)の内径にあわせます。
軽くケーキ丸形をはめ込んで、まるめて重なる位置に印を付けておくとサイズが合います。

丸めたら塗装した面を内側にしてプラスチック用の両面テープで固定します。
そのままだと両面テープを貼った箇所の塗装が剥がれるため、事前にセロテープ等で両面テープを貼る箇所だけ塗装をはがしておくといいでしょう。
PPシート自体は両面テープと相性がいいため、かなり強力に固定されます。縁は黒の絶縁テープで仕上げましょう。



細い方の筒にはめ込むケーキ丸形はバズーカのお尻の部分になるため、底の部分を抜かずにそのままにします。また太い筒との隙間を調整しスムーズな伸縮を可能にするため、間隔を開けてすきま用テープを本巻きます。



太い筒の先端部分です。ケーキ丸形小の周りにすきま用テープを2本巻き付けて太さを調整すると、丸めたPPシートの砲身の内側にピッタリ収まります。これにより砲身に厚みがあるように見せることができます。



グリップとなるおもちゃの銃とボウル敷台2個を固定します。ここは砲身の重量を支える負荷がかかる箇所ですので、耐久性を考慮してネジ留めで固定します。




砲身下の台座とグリップ部分には、カトラリーケース(食器入れ)を一部カットしておもちゃの銃の横の溝に差し込むようにして製作します。
カトラリーケースはPカッターや金属用のこぎりでカットしましょう。




サイドグリップには箸入れをカットして使用します。長めのネジ(このネジだけホームセンターで購入)をケーキ丸形に裏から固定して支柱とし、すきまテープで空間を埋めた箸入れを差し込み瞬間接着剤で固定します。



本体の隙間カバー&おもちゃの銃のカバーも箸入れをカットして製作します。薄い蓋の部分とコの字形の本体部分に分けて使用できますので、それぞれ丸で囲った箇所に両面テープで固定します。





スコープ部分です。スコープ部分のベース板には和風おしぼり入れを裏返して使用。スマホスタンドを熱加工で曲げたものをスコープの台座にし、LEDライトのレンズを赤くマジックで塗ったものを差し込んで完成。スマホスタンドの可動部分は瞬間接着剤で固定しましょう。
スマホスタンドとベース台座、ベース台座と本体は両面テープで貼り付けます。






完成画像!!
重さ約1.1kgと一般的な金属製模造刀よりも軽量で運搬用に伸縮もできます!!
なお塗装はケーキの丸型とPPシートだけです!他は全て素材本来の色を活かしています。
ポイントは丸める前にPPシートの裏側を塗装することで、摩擦への耐久性と表面の美しい光沢を両立させました!

という訳で『銀魂:沖田総悟のバズーカ』製作レポでした!
人気の作品で、また沖田総悟といえばやはりバズーカを持っているとコスのポージングの幅もぐっと広がりますので、是非チャレンジされてはいかがでしょうか。

最後までご覧いただいた方ありがとうございました。少しでも参考になれば幸いです!

100均の刀+αで作る刀剣乱舞『太鼓鐘貞宗』製作レポ!
マクシ
2016年11月07日 23:18
刀剣乱舞 製作 太鼓鐘貞宗
今回は、短刀シリーズ第4弾となる、100均の刀+αで作る刀剣乱舞『太鼓鐘貞宗』製作レポです!!

刀身に透明バインダー、鞘(さや)と柄(つか)に100均のおもちゃの刀を使用する点など、基本的な製作方法や素材は博多藤四郎・前田藤四郎と同じですが、シンプルな拵のため製作費は約800円です!

では早速製作レポ開始!



まずは資料の確認です
黒漆の鞘と柄、金の太鼓鋲の目釘の装飾が美しい短刀です。
なお刀身は本物の刀身画像を参考にしました。両面の腰樋の中に素剣の浮彫が施された特徴的な刀身です。

刀身には博多藤四郎と同じ「透明バインダー」という建築材料を使用します。(こちらは100均では売っていませんが、一般的なホームセンターで入手可能です)
今回は33cmでカット。
本来は薄いベニヤ板等の縁にはめ込んでエッジを綺麗に仕上げるための素材ですが、この素材、断面形状が二等辺三角形で既に平造の刀身の形をしている上、硬質ABS樹脂製ですのでコス用素材としても安心!

またアルミテープ(アルミ蒸着ポリエステルテープ)との相性が抜群で綺麗に貼ることができます。

刀身の製作方法は以前の『博多藤四郎』製作レポ1!に詳しく紹介していますのでここでは省略!
http://www.cosp.jp/profile_diary.aspx?id=230241&pi=6769727



刀身の透明バインダーに彫刻刀で樋(ひ)を彫り込みます。樋の幅をあらかじめ決めておき、横にはみ出さないようにPカッターで筋彫りしておくと作業が楽です。




透明バインダーの刀身の表面にメッキフィルム(アルミ蒸着ポリエステルテープ)を貼ります。
彫り物部分以外を養生テープ等でマスキングし、彫り物部分のみを紙ヤスリで擦ってつや消しに仕上げます。細い幅を擦るため、割り箸などを使うと作業し易いです。
(画像は既に刃先の薄い部分を表現するためのPPボードを挟み込んだ状態になっています)



浮き彫りの「素剣」部分は別パーツとしてメッキフィルムを切って製作し、先程つや消しに仕上げた樋の部分に貼り付けて表現しています。
わずかな段差ですが、樋のつや消し部分との対比で浮き彫りの雰囲気が再現できます。




鞘と柄には100均のおもちゃの刀の鞘部分を使用します。
太さのバランス上、柄用に1本、鞘用に1本必要なためおもちゃの刀は2本必要となります。





柄と刀身の接続です。
刀身に100均の黒のEVAボードを巻き付けて鞘との隙間が無いように太さを調整し、差し込めばokです!さらにボンドや両面テープで固定してもいいでしょう。
この時に目釘(太鼓鋲)の位置を決め、キリかドリルで刀身まで届く細い穴を空けておきます。



【補足】目釘として柄に使用している金色の丸い部品は「太鼓鋲」といいます。
太鼓鐘に掛けた訳ではないのですが、もしかしたら公式もそういう思惑でさりげなく仕込んでいるのかも知れません…。



鞘と柄の表面の黒漆塗りは100均の絶縁用ビニールテープ(黒)を貼って表現します。
柄や鞘の先端部分の曲面はライターやコンロ等で炙って柔らかくしたビニールテープを伸ばしながら貼り付けると、シワが寄らず綺麗に仕上がります




鞘の濃口付近の金具は、厚みのある両面テープに貼り付けた金色のラッピングシートで再現しました。
同様に、下げ緒を通す栗形(くりがた)は被膜針金を曲げて鞘に通し、その上から厚みのある両面テープに貼り付けた金色のラッピングシートを巻きつけて製作しています。
丈夫に仕上がるため、実際にコス用に装着しても全く問題ありません。




柄のα形の模様の装飾は、メッキフィルムを紙ヤスリでつや消しにしたものをデザインナイフでカットして貼り付けます。端の尖った部分から剥がれ易くなるため、マニキュアのクリアトップコートを塗って保護するとよいでしょう。



下げ緒には100均のカラーヒモ(ベージュ)を使用します。下げ緒は特別な結び方ではなく、普通の固結びです。公式画像を参考に鞘に3回巻き付けて栗形に通して一回固結びするだけです。余った紐は垂らして、衣装のベルトに巻き付けて装着します。







完成画像です!シンプルながらも特徴的な刀身の浮き彫りと、黒漆の拵えに金の太鼓鋲が映える美しい短刀に仕上がりました。

柄紐を巻かないタイプの短刀(乱藤四郎など)であればほぼ同様の方法で製作できます。
短い説明でしたが、最後までご覧いただいた方ありがとうございました!少しでも参考になれば幸いです!

100均の刀+αで作る刀剣乱舞『前田藤四郎』製作レポ!
マクシ
2016年07月09日 22:45
刀剣乱舞 製作 前田藤四郎
今回は、短刀シリーズ第3弾となる、100均の刀+αで作る刀剣乱舞『前田藤四郎』製作レポです!

刀身に透明バインダー、鞘(さや)と柄(つか)に100均のおもちゃの刀を使用する点など、基本的な製作方法や素材は博多藤四郎と同じです!

では早速製作レポ開始!


まずは資料の確認です!
茶色の柄紐が特徴的な黒漆鞘に金の装飾が美しい短刀です。


刀身には博多藤四郎と同じ「透明バインダー」という建築材料を使用します。(こちらは100均では売っていませんが、一般的なホームセンターで入手可能です)
今回は33cmでカット。
本来は薄いベニヤ板等の縁にはめ込んでエッジを綺麗に仕上げるための素材ですが、この素材、断面形状が二等辺三角形で既に平造の刀身の形をしている上、硬質ABS樹脂製ですのでコス用素材としても安心!

またアルミテープ(アルミ蒸着ポリエステルテープ)との相性が抜群で綺麗に貼ることができます。

刀身の製作方法は前回の『博多藤四郎』製作レポ1!に詳しく紹介していますのでここでは省略!
http://www.cosp.jp/profile_diary.aspx?id=230241&pi=6769727



鞘には100均のおもちゃの刀を使用します。
刀身の長さに合わせ鐺(こじり)から約27.5cmでカット。


柄部分の組み合わせです。
博多藤四郎とほぼ同じですが、刀身の長さを調整するため柄の内部にスペーサーを入れます。
このスペーサーも元々の100均の刀の刀身部分を柄に入るよう2.5cm幅に輪切りにしたもので、2個いれると柄と刀身の長さのバランスが丁度よくなります。


ハバキは100均の防虫銅テープという製品を数回巻き付けて再現します。本物の銅素材のため、簡単にリアルな風合いが再現できます。
またハバキの下の鍔がはまる部分にも金色の貼れる布を貼っておきます。


柄頭(つかがしら)の部分です。
公式画像をよく見ると前田藤四郎の柄紐の巻き方は柄頭を通り抜けるように柄紐の最後を巻いて仕上げてありますので、柄頭のパーツと柄に紐を通す穴を空けておきます。


柄頭のパーツへの黒ビニールテープ貼りです。
このように曲面のパーツにはビニールテープをライターで炙り、柔らかくしてから被せるように伸ばしながら貼り付けるとうまくいきます。


鍔(つば)には100均の丸いEVAクッションを使用。
まず、そのままではやや厚いので半分の厚さにスライスします。
公式画像での鍔の形にあわせてラグビーボール形に外形をカット。
さらに元々の100均の刀の鍔の穴のサイズにあわせて内側をくり抜きます。これで柄にピッタリとはまるようになります。


いよいよ柄紐巻きです。柄の両側面に両面テープを貼り、巻く途中で柄紐がズレるのを防ぎます。
柄紐の巻き方はネットで紹介されていますのでこちらでは割愛します。


今回柄紐には茶色の靴ひもを使用しました。
長さが120cmありますが、前田藤四郎の柄紐は最後が柄頭を貫通する複雑な仕上げになっていますので、この長さでもギリギリでした。


目釘(めくぎ)部分です。目釘には竹の割り箸の先端を使用します。
刀身を柄に挿入した状態でドリルで穴を空け、目釘を差し込みます。
これで刀身が抜けるのを防ぐことができます。


目貫(めぬき)には100均のアクセサリーパーツをカットして使用します。
また縁や柄の金の装飾は100均のデコレーションシールを貼って再現します。


鍔はEVAクッションで形を作った後、黒のスプレーと銀のメッキスプレーで塗装し、鉄の素材感を出します。
金の装飾はデコレーションシールです。


柄頭と鐺をの金の装飾には100均の金色のアクセサリーチェーンを使用します。
固定は細長くカットした両面テープで、チェーンの先端と最後は鞘や柄に穴を開け隠して仕上げます。


鞘の金色の装飾にもデコレーションシールを使用します。
偶然にも公式画像の図柄によく似た模様のシールが売っていましたので、無加工で貼り付けるだけでOKです。


鯉口(こいくち)内部には刀身のがたつき防止のためのEVAシートを貼ります。
刃先側は2枚、峰側は1枚となるようにすると刀身の収まりがよいです。
また、公式画像にある鯉口付近の装飾は、100均の紺色の江戸打紐を巻いて再現しました。





完成画像です!黒漆に金の装飾や紺色の紐飾りが映える美しい短刀に仕上がりました。
おまけとして100均のハチマキで下緒も作っています。

短い説明でしたが、最後までご覧いただいた方ありがとうございました!少しでも参考になれば幸いです!

100均の刀+αで作る刀剣乱舞『数珠丸恒次』製作レポ!
マクシ
2016年06月07日 22:53
刀剣乱舞 製作 数珠丸
今回は、好評いただいた前回の【100均の刀+αで作る刀剣乱舞『膝丸』製作レポ!】
http://sp.cosp.jp/diary_info.aspx?id=6789147
に続き、
100均の刀+αで作る刀剣乱舞『数珠丸恒次』製作レポです!
刀身に透明バインダー、鞘(さや)と柄(つか)に100均のおもちゃの刀(今回は4本)を使用する点など、基本的な製作方法や素材は膝丸と同じです。

では早速製作レポ開始!


まずは資料の確認です!
天下五剣にふさわしく、これまでの刀剣男子とは全く異なる白鞘に色彩多様な蓮の絵柄、立体的な鍔と鯉口、頭、鐺の金具など華奢で神秘的なデザインを持つ美しい太刀です。
当初、高画質な画像が入手できず、想定で製作したものをいったん完成としましたが、その後に超高画質な公式画像を確認することができましたので、鞘と柄の蓮の模様も含めて可能な限り原画に忠実に再現いたしました。


鞘(さや)と柄(つか)に100均のおもちゃの刀(今回は3本)を使用します。
2本は栗形(下げ緒を通すための出っ張り)を切り取り、底の鐺(こじり)部分をカットするだけでよいのですが、3本目は継ぎ目を鞘の金具の位置で隠すようにするため、鐺から20cmの位置でカット。
繋ぐ際はガタツキがないようにビニールテープを巻いて太さを調整します。


今回の数珠丸は白鞘の美しさが重要ですので、鯉口から見て1本目と2本目の繋ぎ目は100均のエポキシパテで段差を解消しました。パテを盛って乾いたらかなり丈夫になりますので、しっかりと紙ヤスリを掛けて段差がないように仕上げます。
白鞘の透明感を再現するにあたり、まず1枚目として全体を白色の絶縁用ビニールテープ(100均で買えます)で覆い、その上に2枚目として100均で売っている白の「リメイクシート」(家具の表面に貼ってリメイクするPVCシート)を貼ります。
これでビニールテープだけでは地の色が透けて見えていた鞘も透明感のある白に仕上がりました。


柄の部分です。数珠丸は同じ太刀である膝丸と比べても柄がかなり長いため、おもちゃの刀の鞘を栗形の下でカットした後、鐺から5cmの位置でカットしたものを柄として使用します。
約32cmもあるかなり長い柄となります。
内部の補強としておもちゃの刀の元々の柄部分をカットして使用します。偶然ですが鞘にぴったりと納まる寸法ですので、接着剤等で固定する必要はありません。むしろ完成後運搬する際に分解するため、差し込むだけにしておきます。
鞘と同様に白ビニールテープとリメイクシートの2枚重ね貼りで白く仕上げます。


刀身には膝丸と同じ「透明バインダー」という建築材料を使用します。(こちらは100均では売っていませんが、一般的なホームセンターで入手可能です)

本来は薄いベニヤ板等の縁にはめ込んでエッジを綺麗に仕上げるための素材ですが、この素材、断面形状が二等辺三角形で既に平造の刀身の形をしている上、硬質ABS樹脂製ですのでコス用素材としても安心!
またアルミテープ(アルミ蒸着ポリエステルテープ)との相性が抜群で綺麗に貼ることができます。

なお今回は太刀の設定のため、峰の部分にアクリル角棒を貼り付けて刀身幅を確保するとともに補強の役目を持たせます。より丈夫にしたい方は内部の空洞に園芸用の支柱等を入れるとよいでしょう。

太刀の反りを再現するため、家庭用コンロ等で少しずつ熱を加えながら透明バインダーを曲げていきます。アクリル角棒はこの反りにあわせて、先端から斜めに削っていきます。
なかなか硬いので金属用のこぎりやプラスティックカッター、鉄工用やすりなどで形を整えましょう。

先端部分の反り具合とうまくかみ合うように削ったら透明バインダーとアクリル角棒は両面テープで固定!刀身全体も熱加工で反りをつけていきます。
刃と峰の部分にアルミテープ(アルミ蒸着ポリエステルテープ)を貼っていきます。

貼付け方法は前回の『博多藤四郎』製作レポ1!に詳しく紹介していますのでここでは省略!
http://www.cosp.jp/profile_diary.aspx?id=230241&pi=6769727

ただし、短刀と太刀で貼り付け作業の難易度があがっていますので、アルミテープを刀身のサイズにぴったりカットするのではなく、やや余裕を持たせてカットして貼付け、後ではみ出した部分をカッターでカットする方法の方が楽です。


数珠丸の拵えの金具(鍔、鯉口、頭、鐺、鞘金具、ハバキ)には今回全て100均の黒の樹脂粘土(デコスイーツ等を作るためのもの)を使用しました。
安いだけでなく、乾くとかなり硬くなり、かつある程度の弾力性も保っていますので非常に丈夫に仕上がります。形を作る際には途中少し水分を足してやると硬くならず作業がし易いです。
数珠丸の拵えの有機的で独特なデザインの金具作りには最適な素材かもしれません。
複雑なデザインですので、一気に作ろうとせず、小さなパーツに分けて作業しましょう。


樹脂粘土加工の際には、100均で買えるドットネイル用の棒や定規、カッターなどが直線や溝を形作るのに非常に便利です。


数珠丸の鯉口金具についている蓮の花の装飾は、原画ではやや立体的で透明感があるように見えますので、100均の「おゆまるくん」で製作します。おゆまるくんは名前のとおりお湯で温めると柔らかく加工し易くなり、冷めると硬く弾力性のある丈夫な素材に変化する優れものです。
色も各色売っていますが、原画に近いピンク色を選びましょう。
いきなり蓮の花びらを形作ると大きさや形が不揃いになりますので、平べったい板状におゆまるくんを延ばし、ハサミで花びらの形にカットする方が楽です。
花びらを3枚1セットにしてプラスティック用ボンドで接着し、蓮の花を形作ったらライターでやや離れたところから熱を当てて、角を丸く仕上げます。(ドライヤーの熱風でもOKですが当て過ぎに注意!)
同様に鞘金具についてる小さな装飾もおゆまるくんで製作します。


黒い樹脂粘土で形作った金具は乾燥後でもやや水分に弱いため、黒スプレーで塗装し、その上から銀メッキ調スプレーで塗装し皮膜を作るとともに金属感を出します。


樹脂粘土の金具のエッジ部分や出っ張っている部分を銀色のペイントマーカーでこするように着色し、金属の剥げた感じを表現します。塗料が付きすぎないよう、ペン先はやや乾かして使用しましょう。
鞘の鐺側に雲の模様が配置されていますので、ビニールテープを雲の形に切り取りマスキングテープとします。
原画では鞘の鐺から下部にかけて銀色でグラデーションがかかっていますので、銀メッキ調スプレーを少しずつ塗り重ねていきます。
乾燥後マスキングテープを剥がせば雲模様の完成です。


切羽には100均のペンダント台座パーツを使用します。刀身の形に合わせてドリルで穴を開け、金属用ヤスリで形を整えます。
樹脂粘土で作った金具に100均のアクセサリーパーツを接着剤で貼り付けて装飾します。


柄の蓮の絵柄を製作します。
鞘に貼った白いリメイクシートが塗装が乗りにくい素材のため、淡い緑色の紙の便箋を100均で購入し、蓮の葉と茎の部分とします。原画を見ながら下書きをし、事前に裏面に両面テープを貼り付けた上でデザインナイフで切り抜いていきます。
蓮の花びらは100均の桜ふせんを使用します。元々グラデーションがかかった淡いピンク色ですので、形を少し整えて3枚組み合わせるだけで蓮の花びらが再現できます。鞘へはプラスティック用接着剤で貼り付けます。


鞘の数珠模様を製作します。
100均の丸いドットシール(買ったものは日記のスケジュール用)を銀メッキで塗装し、乾燥後鞘に貼り付けていきます。
また貼り付けた蓮の花や茎は剥がれ易いため、100均のマニキュア用トップコートでコーティングして保護します。


最後に刀身に刃文を入れていきます。
数珠丸の刃文は直刃ですので分かりにくいですが、刀身のメッキフィルムに養生テープを貼り付けて、刃文を入れたい部分のみ露出させます。番目の細かい紙ヤスリで軽く擦ると細かい傷がついて刃文が再現できます。
また前述したとおり、数珠丸は鞘も柄も大変長いため、そのままでは普通の刀袋に収まらず運搬に支障があります。
そこで、柄を分解できるように切羽やハバキ、柄の補強用パーツ、目釘(今回は組ねじを使用)は全て分解できるように接着していません。各パーツの摩擦力で十分固定できます。






完成画像!!
天下五剣「数珠丸恒次」の独特なデザインがなんとか再現できました!
刀身には透明バインダーという建築材料を使用しましたが、それ以外の拵え部分については全て100均素材で仕上げ、製作費約2,000円です!


今回、拵えの製作方法がかなり特殊で、塗装や樹脂粘土の乾燥待ち時間もあり、製作レポも長くなりましたが、最後までご覧いただいた方ありがとうございました!
少しでも参考になれば幸いです!!

100均の刀+αで作る刀剣乱舞『膝丸』製作レポ!
マクシ
2016年01月12日 23:59
刀剣乱舞 膝丸 製作
今回は、好評いただいた前回の博多藤四郎に続き、100均の刀+αで作る刀剣乱舞『膝丸』製作レポです!
刀身に透明バインダー、鞘(さや)と柄(つか)に100均のおもちゃの刀(今回は3本)を使用する点など、基本的な製作方法や素材は博多藤四郎と同じですので、主に手法が異なる部分を中心に解説していきます。

では早速製作レポ開始!


まずは資料の確認です!
黒と金を基調としたシンプルさと豪華さを併せ持つ美しい太刀拵です。
ここに惹かれて製作することにしたのですが、なにしろ公式画像が少なく苦労しました・・・。


刀身には博多藤四郎と同じ「透明バインダー」という建築材料を使用します。(こちらは100均では売っていませんが、一般的なホームセンターで入手可能です)

本来は薄いベニヤ板等の縁にはめ込んでエッジを綺麗に仕上げるための素材ですが、この素材、断面形状が二等辺三角形で既に平造の刀身の形をしている上、硬質ABS樹脂製ですのでコス用素材としても安心!
またアルミテープ(アルミ蒸着ポリエステルテープ)との相性が抜群で綺麗に貼ることができます。

なお今回は太刀の設定のため、峰の部分にアクリル角棒を貼り付けて刀身幅を確保するとともに補強の役目を持たせます。より丈夫にしたい方は内部の空洞に園芸用の支柱等を入れるとよいでしょう。

太刀の反りを再現するため、家庭用コンロ等で少しずつ熱を加えながら透明バインダーを曲げていきます。アクリル角棒はこの反りにあわせて、先端から斜めに削っていきます。
なかなか硬いので金属用のこぎりやプラスティックカッター、鉄工用やすりなどで形を整えましょう。

先端部分の反り具合とうまくかみ合うように削ったら透明バインダーとアクリル角棒は両面テープで固定!刀身全体も熱加工で反りをつけていきます。


茎(なかご)の部分です。膝丸の公式画像もそうですが、太刀の場合、柄の部分にも深い反りがあることが多いため、こちらも熱加工で反りをつけていきます。
なお、今回の柄は打刀に多い組紐を巻き付けるタイプではないため、100均のおもちゃの刀の柄はそのまま使用せず、鞘の先端部分をカットして柄の材料とします。


刃と峰の部分にアルミテープ(アルミ蒸着ポリエステルテープ)を貼っていきます。
貼付け方法は前回の『博多藤四郎』製作レポ1!に詳しく紹介していますのでここでは省略!
http://www.cosp.jp/profile_diary.aspx?id=230241&pi=6769727

ただし、短刀と太刀で貼り付け作業の難易度があがっていますので、アルミテープを刀身のサイズにぴったりカットするのではなく、やや余裕を持たせてカットして貼付け、後ではみ出した部分をカッターでカットする方法の方が楽です。


鍔(つば)の部分です。
「燭台切光忠」製作レポ!(拵編)2
http://www.cosp.jp/profile_diary.aspx?id=230241&pi=6688038
で紹介したように、100均のEVAクッションを半分の薄さにカットし鍔の形にカットしたら、100均の金色の貼れる布を一回り小さくカットして裏表両面に貼り付けます。


切羽(せっぱ)の部分です。今回豪華さを出すため100均のアクセサリークラフトコーナーで売っているペンダントのベース素材を使用しました。
金属製なので電動ドリルで穴を開けた後、刀身の断面の形に合うようにヤスリで削っていきます。

実際なかなか手間がかかる箇所なので、無理にペンダント素材を使用せず、後で拵えの装飾に使用する装飾パーツで代用してもよいかとは思います。


アルミテープを貼り終わった状態です。
刀身の根元のハバキ部分は博多藤四郎と同様、防虫銅テープを巻き付けて製作します。
刀身の幅に合わせて巻き付け回数を調整しますが、太刀ですのでやや厚めに仕上げた方がバランスはよいかと思われます。
切羽と重なる端の部分にはわずかに切れ込みを入れて収まりをよくします。


柄部分を仮組した様子です。黒いEVAクッションの鍔の前後は100均の刀に元々付いていた鍔で挟み込むことでしっかりと固定できます。
また柄はおもちゃの刀の元々の柄を途中でカットし、元々鞘であったものに差し込んで使用します。
なお、画像には写っていますが鐺(こじり)のパーツは結局使用しませんでした。


金色の貼れる布を貼ったEVAクッションの鍔に100均の刀に元々付いていた鍔を乗せ、100均の装飾パーツをアレンジしていきます。
この装飾パーツの配置で印象が結構変わりますので、いろいろ試してオリジナルのパターンを見つけるのもいいと思います。
接着には透明のペットボトル用ボンドが非常におすすめです!


続いて鞘の部分です。
太刀拵の長さを確保するため、100均のおもちゃの刀の鞘3本を繋いで使用します。
鞘尻(さやじり)にはカットしていないそのままの状態で1本使用し、他2本は鯉口(こいくち)側から半分くらいのところまでを使用します。
さらに一部をカットし接続パーツとして使用しますが、接続パーツの太さは差し込んだ際にすっぽ抜けないようにビニールテープを巻いて調整しましょう。
なお下緒を通すための栗形(くりがた)は太刀拵では不要ですのでカッターでカットします。


接続パーツを差し込み、3本の鞘を繋いでいきます。繋いだ際に生じる段差はビニールテープを巻いて調整した後、丁寧に紙ヤスリを掛けて調整していきます。


段差を調整したら黒の幅広のビニールテープで裏表を挟み込むように貼って仕上げます。
伸びる素材でやり直しも効くため、あせらず気泡が入らないように作業しましょう。


鞘の金色の装飾パーツです。
今回は金色の貼れる布ではなく、100均で売っている表面がでこぼこした感じの金色のラッピングペーパーを使用しました。
細長い装飾パーツはやや厚みがあるスポンジ両面テープを芯にし、ラッピングペーパーで巻いて製作します。鞘本体への取り付けはより接着力の高い別の両面テープを使用しましょう。


このラッピングペーパーの特徴は裏面は紙製ですが表面の金色部分はごく薄いビニール素材のようなものでできている点で、画像のようにガムテープ等で裏面の紙部分を剥がして使用することで、わずかに伸びる特性を引き出すことができます。
接着力もアップするので、基本的に裏紙はある程度剥がして使用することをお勧めします。


腰に取り付ける部分の鞘の装飾パーツも同様に製作していきます。
ポイントは鞘の繋ぎ目をこのパーツで隠すこと!!です。2カ所の繋ぎ目を隠すことができますので、仕上がりを綺麗に見せることができます!


柄の部分です。太鼓鋲や菊座金具は一般的なホームセンターで入手できます。
柄に穴を開けて差し込むことで固定できますが、補強にペットボトル用ボンドを使用するのもよいでしょう。
また100均の装飾パーツもそのまま貼り付けてしまうと西洋風なデザインに見えてしまうため、1枚を細かく分割して、和風に見えるように組み替えて貼っていきます。
ここも試行錯誤してオリジナルのデザインを見つけてみてはどうでしょうか!


腰に固定する紐を取り付ける菊座金具部分です。こちらは100均の装飾パーツのデザインがサイズ的にもぴったりでそのまま活かせるので、鞘の形に折り曲げてるだけです。
装飾パーツの隙間に菊座金具の割りピン部分を差し込んで、穴を開けた鞘に固定します。
鞘の内部から細くて長い棒を使って割りピンを広げましょう。


他の箇所も同様に装飾パーツをアレンジして配置し、紐を取り付ければ完成です!
紐の色が公式画像ではわかりづらく悩みましたが、伝統的な色である古代紫にしました。
柄に結びつけた紐はボタン結びで玉のようなものを再現しています。



完成画像です!!
写真の撮り方にもよると思いますが、全長1m以上の太刀はやはり長いです!!
長さの分単純な作業でも苦労する箇所がありましたが、膝丸レイヤー様はこの機会に是非造形にチャレンジされてはいかがでしょうか!
今回は塗装工程は一切ありませんので、屋外作業ができない環境の方でも作業ができる内容となっています。
(髭切も基本は同じですが鞘の色が異なるため、白いビニールテープに茶色のスプレー塗装等が必要になるかと思われます)

短い説明でしたが、最後までご覧いただいた方ありがとうございました!少しでも参考になれば幸いです!!

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マクシ
2015年12月13日 22:10
造形 製作レポ ツイッター
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100均の刀+αで作る刀剣乱舞『博多藤四郎』製作レポ2!
マクシ
2015年12月09日 22:47
刀剣乱舞 博多藤四郎 製作
100均の刀+αで作る刀剣乱舞『博多藤四郎』製作レポ1!
http://www.cosp.jp/profile_diary.aspx?id=230241&pi=6769727
からの続きです!


目貫金具は柄巻と鮫皮の間に差し込む形になるため、やや横長になるようにカット。(画像参照)
アクセサリー金具は薄いスチール製ですが、ハサミでカットできます。
カットした小さな金具は頭(かしら)の装飾に使用します。


次に鍔(つば)の製作です。
100均の刀に元々ついている金色の鍔を2枚使用します。100均の刀には2本入りのものもありますが、1本入りのものを使用する場合には鍔を入手するためもう1本買う必要があります。。

博多藤四郎は銀色の鍔のようですので、銀色のメッキ調スプレーで塗装した後、いぶし銀の感じを出すため黒のスプレーでごく薄く塗装します。2枚の鍔を貼り合わせるため、塗装は片面だけでOKです。


2枚の鍔をそのまま貼り合わせると厚みがなく、隙間が空いてしまうため、隙間を銀色の紐で埋めて厚みを出します。
銀色の紐には100均で売っているカーテンタッセル(カーテンをくくる紐)を使用します。
クリスタルは不要なので取り外して、もったいないので別の造形の材料にしましょう。


2枚の鍔の貼り合わせる側の縁に沿って、紐の幅に細くカットした両面テープを貼付けていきます。
その後、銀色の紐を両面テープに沿って貼付けて、2枚の鍔で挟み込みます。
銀色の紐を貼付ける際は紐の切断面が鍔の中心に向くように曲げて隠しておくと綺麗に仕上がります。

この後、装飾用の金色のエンボスシールを貼れば鍔部分の完成です。


頭(かしら)部分の製作です。このような曲面の場合、ビニールテープをガスコンロやライターで炙りながら熱で柔らかくして貼付けると、程よくビニールテープが伸びてシワのない綺麗な曲面にできます。
側面部分は別の黒のビニールテープでぐるっと1周巻きましょう。
また博多藤四郎は頭の下に赤いラインが1本ありますので、赤いビニールテープを4つ折にして細い紐を作り、両面テープで柄にぐるっと1周貼付けます。


先ほどカットしておいた目貫金具を柄紐の下に差し込み、カットしたアクセサリー金具の残りの小さなパーツは頭の装飾として瞬間接着剤で貼付けます。
瞬間接着剤を使用する際、スプレーの反応促進剤を使用すると一瞬で固定でき、非常に作業がはかどります!


次に鞘の製作に移ります。
鞘は100均の刀の鞘を刀身の長さに合わせてカットして使用します。約29~30cmで十分です。
若干反りがあるため、熱湯につけてゆっくり手で曲げると反りを修正できますので、そのまま流水で冷やして反りのない状態で固定させます。(火傷に注意!)


鞘についているバリ等をカッターで除去し、表面を整えるため布やすりで軽く研磨しておきます。
この作業をやるとビニールテープを貼った際に気泡ができにくく、美しく仕上がります。


鞘の漆塗りの雰囲気を再現するため、黒の絶縁用ビニールテープを使用します。
100均で売っている幅広のテープを使用すれば裏表2枚で済みます。
鯉口側(刀身を入れる方)はテープをやや長めにカットし内側に折り込むと綺麗に仕上がります。


鯉口側の画像です。100均の刀の鞘そのままだと鯉口が広過ぎて刀身が固定できませんので、100均で売っている赤いEVAボードを1.5cm程度の幅にカットし、内側に貼付けていきます。
まず内側に1周貼付けた後、刃先側(上側)にさらに半周貼付けます。
これで刀身と鞘が摩擦で固定され、すっぽり抜けることがなくなります。


次に鞘尻(さやじり)の装飾です。
博多藤四郎は独特な赤と黒の鱗状の装飾が施されていますので、赤と黒の絶縁用ビニールテープを100均の円形コンパスで丸くカットして、円形パーツを各4枚作ります。
円の直径は約3cmです。また赤のビニールテープは発色をよくするため2枚重ねにしてからカットしましょう。


カットした円形のパーツを半分にカットし半円にします。
赤のビニールテープを下にし、少しずらして黒のビニールテープを重ね貼りして鱗状のパーツを8枚作ります。


鞘尻から約指2本分(約3cm)上の側面から順に鱗状パーツを貼っていきます。(画像参照)
鞘尻の最後は細く切った黒のビニールテープで塞ぎましょう。


次に鞘を腰に吊るための鞘の金具を製作します。
細長くて丈夫な素材なら何でもよいのですが、柄紐に使用したストラップや革紐っぽいストラップに金色の貼れる布を貼付けて作ります。
画像では革紐っぽいストラップを使用しています。また金具に下げ緒を通す小さな黒い部品もストラップの長さ調整用に付いていた部品を利用していますが、ホームセンター等で売っている金色のアルミの輪等の方が雰囲気が出せると思います。


革紐っぽいストラップに金色の貼れる布を貼付けた状態です。
この裏面に両面テープを貼り、鞘に貼付けていきます。


吊り下げ紐には金色のカーテンタッセルを使用します。
クリスタル部分は外しますが、クリスタルの根元の金具はそのまま残して、つり下げ紐の端の飾りとして使用します。


そしてついに完成です!!!
アルミテープによる刀身の金属感とビニールテープによる漆塗りの質感、金色のエンボステープによる蒔絵や象眼の雰囲気が再現できました!







ご当地福岡県の刀ということで、クオリティアップのため刀身には100均以外の素材「透明バインダー」を使用しましたが、普通のホームセンターで1m350円程度で入手できるものです。
今回装飾にも気を使ったため、商人の町:博多の刀らしい豪華な感じが再現できたと思います。

なおこの刀の製作方法については、博多ベイサイドプレイスで開催されたイベント「ハンたま」でワークショップを開催し、ご紹介しています。
http://www.cosp.jp/profile_diary.aspx?id=230241&pi=6761634

同様の手法で最近登場した「後藤藤四郎」も製作できますので、コスを考えている方は一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか?

最後までご覧くださった方ありがとうございました。参考になれば幸いです!

100均の刀+αで作る刀剣乱舞『博多藤四郎』製作レポ1!
マクシ
2015年12月09日 21:27
刀剣乱舞 博多藤四郎 製作
今回は、大人気オンラインゲーム「刀剣乱舞」でも期間限定で鍛刀できるようになった『博多藤四郎』の製作レポです!

『博多藤四郎』といえば、現在、九州の一大商業地である博多(福岡市)を所領としていた黒田藩藩主:黒田忠之から小倉(北九州市)の小倉藩藩主:小笠原忠真に贈られた短刀で、ご当地福岡県レイヤーとしてはこの刀を作らない訳には参りません!

ということで、今回は100均の刀をベースにしながらも刀身のクオリティをあげるため、一部別素材を使用して製作しました!
ある程度手持ちの素材や道具等があれば製作費用は約1,000円です!

では早速製作レポ開始!


まずは資料の確認です。公式画像が少ないため細かい部分の把握が困難でしたが、柄巻の下の赤い鮫皮に銀色の鍔、赤と黒の鱗状のデザインの鐺(こじり)が特徴的な短刀です。
なお実物は反りがほとんどない、平造の刀身となっているようです。


今回刀身に使用するのは、
以前に「光る!「K」セプター4伏見猿比古のサーベル製作レポ 」
http://www.cosp.jp/profile_diary.aspx?id=230241&pi=5616424
でもご紹介した「透明バインダー」を使用します。
本来は薄いベニヤ板等の縁にはめ込んでエッジを綺麗に仕上げるための素材ですが、この素材、断面形状が二等辺三角形で既に平造の刀身の形をしている上、硬質ABS樹脂製ですのでコス用素材としても安心!
またアルミテープ(アルミ蒸着ポリエステルテープ)との相性が抜群で綺麗に貼ることができます。

長さは短刀としての刀身のバランスと柄に入る茎(なかご)の部分の長さも考慮して、今回は40cmでカットしました。(柄に使用する100均の刀の種類にもよります。最近よく見かける「武士の刀」を使用する場合、柄の中にスペーサーを入れて刀身の長さを調整するか、最初から42~43cm程度でカットすることをお勧めします)
まず刀身の形にマジックで線を引きます。


引いた線に沿ってハサミでカット!よく切れるハサミであれば十分カットできます。
ダイヤモンドヤスリや荒めの布ヤスリ等で切り口を滑らかに仕上げておきましょう。


今回は透明バインダーの刀身に更に100均のPPシート(ポリプロピレン板)を挟み込んで薄い刃先を表現します。


PPシートを透明バインダーより一回り大きくカット。元々半透明の素材ですが、全体的に布やすりで表面を磨いて艶を消しておきます。塗装はしません。


透明バインダーに挟み込みます。2つの素材を組合わせることで、刀身にメリハリがつき、刃先に波紋があるような表現ができます。


刀の峰(みね)にメッキフィルムの「ラピー」を貼付けます。左右にはみ出た部分はカッターでカットしましょう。
この時、刀の鋒(きっさき)部分に1cmほどラピーを余らせたままにするのがポイントです。


余らせたラピーを凸形にカットします。


凸形の部分を透明バインダーの内側の隙間に押し込んで貼付けます。
これにより鋒からラピーが剥がれるのを防ぐことができます。


次に刀身の平地の部分にアルミテープ(アルミ蒸着ポリエステルテープ)を貼付けます。
透明バインダーの刀身の裏表それぞれの形にあわせて、アルミテープをカット。


裏表両面にアルミテープを貼付けたら、透明バインダーの刀身にPPシートを挟み込みます。
薄い刃先と刃文のイメージを再現できました。これで刀身はほぼ完成です!


次に柄(つか)の製作です。100均の柄部分を利用します。
刀身部分は不要なので刀身の根元でカット(画像の位置を参照)。


柄の先端に付いている頭(かしら)のパーツと柄巻(つかまき)、鍔(つば)を全部取り外します。
頭はグルーガンの接着剤で固定してあるため、力技でも取れますが、パーツの隙間に割り箸などを差し込むとパキッと音がして接着剤が剥がれ、外しやすくなります。

このままでは短刀の柄としては長過ぎるため、①元々鍔がはまっていた部分(黄色いテープの上)と②頭(かしら)がはまっていた部分(くびれがある位置)の2カ所でカット(画像の位置を参照)。


カットした頭と鍔がはまっていた部分を再利用し、組み合わせると柄が短刀らしい長さに縮まります。
鍔がはまっていた部分のパーツは空洞内側に両面テープを貼ることで固定できますが、最終的に鍔をはめ込んだ後に固定した方が作業は楽です。


次にハバキ(刀身を鞘に固定する金具)の製作です。100均に売っている銅製の防虫テープを使用します。(園芸コーナーにあります)
実際の刀のハバキも銅や真鍮で作られていることが多いためリアルな質感が再現できます。
ナメクジ除けにもなります・・・。


刀身の鋒(きっさき)から約27cmところから防虫銅テープを巻いていきます。
この際テープの最初の5mm程だけ裏面の剥離テープを剥がして刀身の峰に貼付けますが、残りの部分は剥離テープを剥がさないことがポイントです。(銅テープが柔らかいため剥離テープまで剥がすと傷が深くまでつきやすくなるため)
大体刀身を3周するくらい巻いたら、刃先か峰の目立たない位置でカットします。最後の部分はまた5mm程剥離テープを剥がし、貼付けます。

また、鍔がはまっていた部分のパーツの上部5mm程には100均で売っている金色の「貼れる布」をぐるっと一周貼付けます。はみ出した部分は内側に折り込むと仕上がりが綺麗です。


博多藤四郎では柄に巻いてある鮫皮部分が赤になっているため、柄に赤色のビニールテープを貼付けます。こちらも100均で売っている幅広の絶縁用ビニールテープを使用すれば裏表2枚で済みます。
この際、赤色のビニールテープが1枚では地の色が透けてしまい発色が悪くなるため、2枚重ねとすることをお勧めします。
同様に黒いビニールテープで鍔の下の縁(ふち)部分も1周貼っていきます。
(画像では鍔がはまっていますが、この時点では仮にはめ込んでいるだけです)


黒い縁の部分に、装飾のため、100均で売っている金色のエンボスシールを貼っていきます。
なるべく「和」な感じの花の模様を選ぶと、黒漆地に金蒔絵を施したような重厚な雰囲気が出ます。


次に柄巻きに移ります。
柄巻用の紐には100均で売っている名札ストラップの紐を利用します。
なるべく幅広で、長さは最低でも95cm以上のものを選びましょう。
(95cmでもギリギリの長さです)
柄紐の巻き方はネットで紹介されていますのでこちらでは割愛します。


柄巻きが終わった状態です。
次に目貫(めぬき)金具に移ります。目貫金具には100均で売っているオリジナルアクセサリー用の装飾金具を一部カットして使用します。


(画像枚数制限のため、その2
http://www.cosp.jp/profile_diary.aspx?id=230241&pi=6769785
に続きます!)

【満員御礼】刀剣乱舞風『博多藤四郎』製作ワークショップ終了!
引用元: 
マクシ
2015年11月23日 19:12
刀剣乱舞 博多藤四郎 製作
この日記はフレンドにのみ公開されています。
ハンドメイドおたくマーケット『はんたま』トラバ!
引用元: 
マクシ
2015年10月30日 22:34
はんたま ベイサイド イベント
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