「白スペース」内装の参考画像。窓の中にはライトが入っているので昼夜問わず明るい環境を保っている。
全国のコスプレ撮影向けスタジオを取材し紹介する「ニュース編集部・スタジオ取材レポート」シリーズ。 第1回目は、名古屋駅近くに新登場した本格派スタジオ「PhotoStudio GIRLISH」をご紹介する。
”スタジオ戦国時代”の到来! コスプレ業界は衣装やウィッグの価格低下や技術進化の流れを受け、「本格志向」への歩みを強めている。現在のコスプレイヤーのトレンドは、より良い撮影シチュエーションを求めて「イベント派」に比べ「スタジオ派」の人口が増加傾向にあるようだ。 アーカイブに登録されているスタジオの件数も年々増加の一途を辿り、2014年2月現在718件(東京364件、次いで大阪87件、愛知37件)までに上っている。
そんな”スタジオ戦国時代”と呼べる昨今。アーカイブニュースでは、全国のコスプレ撮影向けスタジオに関する情報を積極的に発信し、コスプレイヤーである皆さんの活動の参考にしてもらうべく「ニュース編集部・スタジオ取材レポート」シリーズを発足。記念すべき第1回目は、名古屋駅近くに新登場した本格派スタジオ「PhotoStudioGIRLISH」をご紹介しよう。
名古屋駅から徒歩5分の本格内装スタジオ 名古屋駅から徒歩約5分と銘打った好条件な立地。2013年12月に待望のオープンを果たした「PhotoStudioGIRLISH」は、名古屋駅の新幹線改札口方面(太閤通口)からビックカメラの方角に歩いて約5分の場所に位置する。
元美容院だった建物を改装した2階建ての建物の中に、8種類の撮影シチュエーションが用意されている。 店内に入ってまず驚くのは、お洒落なカフェやバーを思わせる落ち着いた雰囲気。「造り込みにはこだわった」というスタッフさんの言葉通り、高級感漂う雰囲気を醸し出しているのは細部までこだわった造り込みのおかげのようだ。
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外観の様子。スタジオに見えない素敵な雰囲気の店舗だ。 |
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入り口には「GIRLISH」のロゴ。 |
利用システムはシェア募集不要のイベント形式 カウンターにて受付を済ませ、利用の際の説明を受ける。利用システムは最近流行のイベント形式を採用しているので、シェア募集で人集めに苦労をしなくても少人数から一定料金でスタジオを利用できる。料金は1人あたり平日5時間2,500円~、土日祝日5時間3,500円~、他にも10時間プランなどが用意されている。また、知り合い同士でゆったり撮影をしたい人向けに夜間パック10時間35,000円(15名まで入室可能)で貸切の利用も可能だ。
スタジオ内は掃除が隅々まで施されており、管理の行き届いたクリーンな印象を受ける。カーペットの床と鏡の壁に囲まれた更衣室を出ると、休憩スペースが。その先の1階部分にはゴシック、書斎の洋風のスペースが並ぶ。 2階へ続く階段には洋風の石壁スペースがあり、階段を上ると正面に最も広い白スペースがドア越しに広がる。階段右手にはストーンカーテン、サイバー、白倉庫のスペース、左手にはベッドルームの撮影スペースがある。人の導線となる階段踊り場には全身鏡が設置されており、衣装やウィッグの乱れをこまめにチェックできるのが嬉しい。各階にトイレが設置されているが、2階は女性専用となっている。
おすすめの撮影シチュエーションを紹介! スタジオで気になるポイントはやはりなんと言っても内装。 ここでは編集部おすすめの撮影シチュエーションを何箇所かピックアップしてご紹介していこう。
白スペース スタジオ内のシチュエーションでもっとも広いのがこちらのスペース。ピンショットの撮影から大型合わせの集合撮影まで幅広く対応できそうだ。 斜めに高くなっている天井と壁や天井から届く照明が、無機質で美しい空間を作り出している。 西側には縦に細い窓が並び、東側には丸みを帯びた可愛らしい窓が設置されている。また、中央付近には3本の大きな柱が床から天井までかかっている。白い撮影スペースはどんなコスプレでもマッチする場所なので、同じスペース内でも多様なバリエーションでの撮影が楽しめそうだ。
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「白スペース」内装の参考画像。窓の中にはライトが入っているので昼夜問わず明るい環境を保っている。 |
サイバースペース 床と壁に2本の光のラインが走る、美しい近未来的なイメージの撮影スペース。 ややこじんまりとしたスペースではあるが、撮影時の死角がないよう上手く設計されている。 壁、床2面の光源はどちらか一方のみを点けての撮影も楽しむことができる。
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「サイバースペース」内装の参考画像。 床と壁に光源が設置されている。 |
洋風の石壁 2階へ上がる階段がひときわ目を惹く。有名テーマパークの内装を施工した職人さんが手がけたという本格的な洋風の石壁。 某駆逐系作品を連想させるような雰囲気。見た目だけでなく触ったときの質感も本物だ。
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「洋風の石壁」内装の参考画像。 本格的な壁の質感と木製の古びた窓が良い味を出している。 |
この他のシチュエーションはホームページをチェックしてみて欲しい。
◆PhotoStudioGIRLISHで撮影された写真は以下のURLよりチェック! 【http://www.cosp.jp/photo_search.aspx?n4=3259】
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