これ以上、備品で狭くしないで!
レビューに入る前に、はじめて行かれる方に注意事項が。 同じ住所の建物がもう1軒あり、google mapではそちらが表示されてしまいます。 これは、この地域が街区表示をしているため、10m以内に玄関が近接する建物同士で 同じ街区番号が割り振られる場合があるという、法制上の問題で起きています。 Google map で表示された北隣のカド地の建物が目的地になります。 注意事項は以上です。
スタジオの特徴として、 ・床・壁が白く塗られています。SW20のようなホリゾント用ツヤ消しの白でなく、 光沢ありのペンキで塗られていますので、こすれただけで汚れるという事はありません。 ・天井高さはバウンス撮影に充分耐えうる高さがあります。 また、クレーン用の鉄骨も新たに塗装された状態で残してあり(クレーン本体は撤去されています)、 このスタジオ背景の特徴となっています。 ・シャッターがある背景の撮影が可能です。 ・人数は、総数2~8名までぐらいが窮屈なく利用できます。(夜間は、静かな人5名前後まで) ・標準単焦点~中望遠ズームでの撮影に適しています。
レビューに入りますが、 私のレビュー評価点は、通常、星2つ~星5つの間※ で付けています。 (※ 星ひとつ:存続の危機、無印:廃止された旧会場) この中で、星2つ(最低ランク) とはどういう事なのか、 今後、状況が変われば評価点も都度修正します(星ひとつ・無印になる場合もあり)が、
2014年10月時点でのレビューを次に書いていきます。
1.スタジオのWebサイトの情報が、開設当時のものから一切情報の更新がありません。 (1)住宅地の中に位置しますので、写真付きの順路解説が望まれます。 (2)スタジオ内画像が、現状とかなり変わっています(2.で後述します)。 (3)無料利用可能機材備品等の案内がサイト上になく、口頭説明のみのため、 どれが有料か無料か事前に分からず、結局自前で機材を持って行く事になる。 (3-1)スタジオ機材に、有料機材・無料使用可の表示が無い (3-2)また、使用方法も、あらかじめサイト上で分かるようにしてほしい。
2.スタジオ備品・機材等でスペースを占め、利用できる背景が極度に限定されてしまっています。 ここについて詳細を書きます。 ・似たようなスタイルのスタジオ、バリッシュゲート(150平米)と比較して、 半分弱の規模の広さなのですが・・・ (図面上の面積はバリッシュゲートの3分の2もありました!) 理屈上は16人入っても全く問題ない広さにも関わらず ものすごく狭く、 使える背景が背面の白壁と入り口側のシャッターの2面だけに限定されている状態でした。 理由は、スタジオ機材(ボックスライト)とその脚、備品(特定の作品の小道具)が 北側窓面に所狭しと並べられ、移動させる事も可能といえば可能なのですが、 かなり気合いの入った機材ばかりで、破損リスクを考えると、誰も移動させたくありません。 ・鉄骨は登る事も当時は可能なようでしたが、途中でプロジェクターがくくり付け られており、実質の背景としての利用は不適です。 ・南面も家具調度品等が設置され、サイト画像のような無機質な柱を背景に撮影する事は 既にできなくなっています。 ・階段を登ると更衣スペース(1~4名規模?)がありますが、 キャリーを持って階段を登れませんので、実際には階下で更衣し、 メイクをするために階段を上がるかやっぱやめとくか という利用方法になるかと 思います。 この間、異性の撮影者が同行する場合は、階上の更衣スペースに押し込めておくか、 外で待機してもらい、時間を指定して再合流するようなパターンになるかも知れません。 ・大型併せで利用する場合は、キャリーや荷物の置き場所も注意が必要です。 (広角で写した際に写り込むため) 大型併せの際は、靴もシャッター側になだれないよう、注意が必要です。 ・広角レンズで撮影するのに適した骨格のハズですが、いろいろ写り込んでしまうので、 広角レンズの出番を封じられます。 ・いつもの私のレビューですと、必ず画像を3枚貼っているのですが、 貼っていないという事は、[お察しください]。
スタジオとは何か? 背景が無ければスタジオである意味が無いのでは? 高評価を出しているレビュワーさまに共通の、特定の作品だけのための場所 になりつつあるのか、特定の作品以外を排除するためにわざと備品を増やしているのかは不明ですが、 スタジオの汎用性を欠いていく方向性に危機感を感じましたので、 以上レビューとさせて頂きます。
8人 | 2015年3月28日 23:25 |
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