クロマキー合成撮影は透過しやすい緑や青の背景を使用する。
2013年12月22日に開催されたジャパンコスプレコレクション2013イベント内ブースにて、「ハコスタ」によるクロマキー合成撮影が体験できるブースが設営された。
クロマキー合成撮影とは、バック紙で人物を撮影してから背景を合成するというもの。 一般的に透過しやすいとされているグリーンとブルーの通常規格サイズバック紙を背景として使用、人物用の照明には複数のモノブロックストロボや常光ライトを、影が出ないよう効果的に配置して撮影する。
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撮影セットの様子。人物が明るく照らし出されるので、肌も綺麗に撮影してもらえそうだ。 |
カメラはPCと繋がれており、PCにインストールされた専用ソフトウェアを使って、背景との合成や合成した画像ファイルを保存する仕組みとなっている。 撮影したデータはその場でダウンロードURLが教えてもらえるので、すぐに確認することができるところが嬉しい。
ハコスタ特設クロマキー合成撮影は関東を中心に各地のイベントに出展しており、通常の体験人数は1日50名ほど。 過去のイベントでは様々なオフィシャルキャラクターと一緒に撮影できるといった企画や、ニコニコ動画の動画再生画面をモチーフにした「働いたら負け」素材を使用するなどのユニークなコラボレーションもあったようだ。 22日の撮影では、雑誌「COSMODE」から提供された、ハート、夕焼け、廃墟など合計8種類の合成背景が用意されていた。
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撮影したデータはそのままモニターで確認することができる。 |
クロマキー合成撮影体験レポート コスプレイヤーに実際にクロマキー撮影を体験してもらったので、体験レポートをお届けしよう。
【藤森蓮さん(ID: 10989)&深沢アユムさん(ID:48879)】 ●撮影前 どんな風に撮れるのか不安で、恥ずかしかったです。 ●撮影後 撮影したデータがそのままモニターに写し出されてわかりやすかったです。 通常では体験しにくい背景での撮影ができ、トレーディングカードのような不思議な雰囲気で撮影ができました。
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藤森蓮さん(左)と深沢アユムさん(右)。夕焼けの背景を使用して、情熱的な情景に変貌。 |
【陽海竜也さん(ID:34970)】 ●撮影前 まるでハリウッド撮影のような合成セットで、ワクワクしていました。 ●撮影後 一部分衣装が透けてしまったりしたけれど、気にならない範囲でした。想像していたよりクオリティの高い合成写真が撮れたので驚きました。
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陽海竜也さん。廃墟の背景がパズドラのハクとマッチしている。 |
クロマキー撮影は注目度も上々 ハコスタによると、クロマキー撮影ブース出展の目的は「コスプレイヤーのみなさんに合成撮影を楽しんでもらい盛り上がってもらうため」とのこと。 実際、過去出展時には注目度も上々で、順序待ちのために整理券を発行することもあるようだ。22日のブース出展でも、ステージ出演を終えたコスプレイヤー達が、チームメイト達と撮影を楽しんでいる姿が終日見てとれた。
ハコスタでは今後、ハコスタでしかできないサービス面での品質の向上やハコスタらしさを追求していきたいとスタッフが語ってくれた。 クロマキー合成撮影は、これまで独自のサービスを生み出してきたハコスタらしい新しい試みだと感じる。 皆さんもイベントでこのブースを見掛ける機会があれば、ぜひクロマキー合成撮影を体験してみて欲しい。
ハコスタ 【http://hacostudio.com/】
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