HACOSTUDIUM cossetの受付。前売りチケットもしくは当日現金で入場料金を支払って入場する。
池袋アニメイトサンシャインに11月22日にオープンしたばかりの「HACOSTUDIUM cosset」に早速お邪魔してきたのでインプレッションをお伝えする。
「HACOSTUDIUM cosset」は池袋駅東口より徒歩約9分、トヨタアムラックスの東側に位置するアニメイトサンシャインの5F、6Fの2フロアを使ったコスプレイベントスタジオだ。スタジオが入居するアニメイトサンシャインの近隣にはらしんばん、K-BOOKS、まんだらけ等のアニメ・同人誌の関連ショップが密集しているため、平日の夕方にも関わらずビルの周りは若い女性達で賑わっていた。
6Fは更衣室などの準備・待機用フロア まずはエレベーターを使って受付のある6Fに移動する。6Fは受付、更衣室(メイクもここで行う)、ロッカー、プリクラ、自動販売機、休憩用スペースがまとまっている準備・待機用のフロアだ。ロッカーに入りきらない荷物は受付のクロークに預ける事が出来るので多い日も安心だ。
更衣室はめずらしい個室タイプで、中には姿見やウィッグブラシなどが常備されている。又、綿棒やガムテープ、安全ピン、ウェットティッシュなども無料で使う事が出来るなど、細かい配慮が行き届いている印象を受ける。
撮影スペースは全13シチュエーション 着替えとメイクを済ませて撮影用フロアの5Fに移動する。ここでは「学校教室」「部室」「お菓子の部屋」「カラーボールプール」「アンティーククリスマス(期間限定)」「モノトーンゴシック」「白ホリ」「近未来ステージ」「カラフルヒューマンボックス」「グランジ」「鉄格子牢」「廃墟」「廃工場通路」の全13のシチュエーションを使って自由に撮影が可能だ。
1つのシチュエーションは最大でも4m×4m程度とあまり広くは無いが、逆にその分無駄なスペースが無く、家具等が有効に配置されている。各セットはディティールの作りこみも上々なので、質感の高い写真が撮影できるだろう。光源は直管形とダウンライトタイプの蛍光灯が主となっている。光量はそれなりなので高感度タイプのカメラもしくはストロボを持参した方が良いだろう。
数あるシチュエーションの中でも筆者が特におススメしたいシチュエーションは「お菓子の部屋」「アンティーククリスマス」「廃工場通路」の3つ。
「お菓子の部屋」は魔法少女まどか☆マギカの「お菓子の魔女」を彷彿させる、ピンク色の壁紙にスイーツを模した装飾やお菓子を載せたテーブルが配置されているセット。パステルカラーで女の子っぽいイメージで撮影するには最適のセットだ。
「アンティーククリスマス」はクリスマスをイメージした期間限定のセット。クリスマスツリーやホールクロック、シャンデリア、真紅のカーテンが豪華なクリスマスを演出してくれる。取材当日(12月初旬の平日)も1番人気のセットで、常時数人のコスプレイヤーさんが撮影していた。
「廃工場通路」は通路部分を廃工場に見立てたセット。通路の長さは15mほどあるので、奥行き感のある撮影が可能だ。又、通路途中に可動するドアのギミックが用意されていたり、照明を落とす事で全く違った雰囲気を出すことが出来るなど、撮影者の工夫次第で様々な表現が可能なセットになっているので、撮影の腕に覚えのある方は是非このセットに挑戦してみて欲しい。
池袋はcossetブランドの出発点 以上、駆け足で紹介したが、「HACOSTUDIUM cosset」は、大阪の本家「HACOSTUDIUM」に比べればそこまで広くは無いものの、ハコスタのスピリッツとエッセンスがギュッと凝縮された非常に魅力的なスタジオに仕上がっている。 平日は5時間1800円と手軽な価格で使用できるのも、学生や初心者のコスプレイヤーにとっては安心出来るポイントになりそうだ。 フレンドやカメラマンさん2、3名で気軽に訪れるには立地と価格のバランスから見ても非常に魅力的なスタジオと言えるだろう。
「もっと沢山の人にコスプレに興味を持ってもらいたい」との想いから始まったという「HACOSTUDIUM cosset」。今後はcossetブランドで新たな展開も計画しているという話なので、cossetブランドの今後の更なる展開に是非期待したい。
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